ドアのパッキンに傷みや黒ずみがあるときに確認すること
結論:ドラム式はパッキンに水と汚れがたまりやすい構造です。黒ずみの多くは拭き取りと乾燥で減り、そこまでは自分で確認できます。ゴムが硬くなっている・切れている場合は交換になります。
まず自分で確認できること
買い替えや修理を考える前に、ここで直ることがあります。上から順に見てください。
-
黒ずみが汚れなのかカビなのかを見ていない
拭いて落ちるなら、洗剤カスや糸くずが乾いたものです。落ちないなら、ゴムの内部まで入り込んだ汚れの可能性があります。 ここで見分けがつくと、以降の手が変わります。
確認のしかたぬるま湯を含ませた布で、パッキンの内側をめくって拭きます。 塩素系の洗剤を直接つけないでください。 ゴムを傷めます。
-
折り返しの内側に水と糸くずがたまっている
ドラム式のパッキンには、水が残りやすい溝があります。ここに残った水と糸くずが、黒ずみとにおいのもとになります。
確認のしかた運転のあとに溝をめくって拭き取り、扉を少し開けたままにして乾かします。数日続けて、黒ずみが増えなくなるかを見ます。
-
洗剤や柔軟剤を入れすぎている
溶け残りがパッキンに付き、汚れを抱え込みます。黒ずみが繰り返し出る場合、ここが原因のことがあります。
確認のしかた表示された分量に戻して数週間まわし、付き方が変わるかを比べます。
-
衣類や小物がはさまっている
靴下やコイン、ヘアピンがパッキンの溝に残ると、そこを起点にゴムが切れることがあります。
確認のしかた運転のあとに溝を一周なぞって、何も残っていないことを確かめます。 手を強く押し込まないでください。
-
槽の裏側の汚れが出てきている
パッキンだけでなく、槽の裏に付いた汚れが運転のたびに流れ出していることがあります。
確認のしかた槽洗浄を1回行い、そのあとの黒ずみの出方が変わるかを見ます。
ここから先は専門家に任せてください
上を試しても変わらないときは、次のどれかが考えられます。いずれもご自身で分解しないでください。
-
ゴムの硬化・ひび・切れ
押しても戻らないほど硬い、ひびが入っている、切れている場合は交換になります。 パッキンは、本体を買い替えなくても交換できることがある部品です。 放っておくと水漏れにつながります。
ドラム式の補修用性能部品の保有期間は、確認した4社とも6年です。型番でメーカーに確認してください。
-
ドアの建て付けやヒンジのゆるみ
パッキンではなく、扉を支える側がゆるんでいることがあります。一部だけが強く当たって傷む、という出方をします。
傷んでいるのがどの位置か(上・下・ヒンジ側・取っ手側)を控えて、点検時に伝えてください。
修理と買い替え、どちらを選ぶか
この症状が出ているだけでは、まだ決まりません。判断が変わるのは部品が手に入るかどうかと、使用年数です。修理費が同じでも、部品の供給が終わっていれば次の故障で同じ判断を繰り返すことになります。
このページで分からないこと
- あなたの洗濯機の原因がどれか。症状から絞り込めるのはここまでで、特定には点検が必要です
- 修理費の目安。機種と故障箇所で大きく変わるため、金額は書きません
- メーカーごとの故障しやすさ。比較できる公表データがないため扱いません