スマートフォンの動作が遅くなったときに確認すること
結論:遅さの多くは、ストレージの空き・背景で動くアプリ・バッテリーの消耗が原因で、本体の性能が足りないわけではありません。買い替える前に見る順番があります。分解をともなう作業は行わないでください。
まず自分で確認できること
買い替えや修理を考える前に、ここで直ることがあります。上から順に見てください。
-
ストレージの空きが足りない
空きが少ないと、書き込みや一時ファイルの置き場が確保できず、全体の動作が目に見えて遅くなります。いちばん多い原因です。
確認のしかた設定のストレージ画面で空きを確認します。写真や動画をクラウドやパソコンへ移し、使っていないアプリを消します。
-
背景で動き続けているアプリがある
位置情報の常時取得や自動同期が重なると、いつも何かが動いている状態になります。特定のアプリが原因なら、本体を替えても同じことが起きます。
確認のしかた設定のバッテリー使用状況で上位のアプリを確認し、心当たりの無いものは背景での更新を切ります。
-
長く再起動していない
使い続けるとメモリが断片化し、動作が重くなることがあります。再起動だけで戻る場合があります。
確認のしかたいったん電源を切り、入れ直してから同じ操作を試します。
-
OSやアプリの更新が溜まっている
更新で動作が改善することもあれば、逆に古いアプリが新しいOSとかみ合わずに重くなることもあります。どちらも更新状況の確認から始まります。
確認のしかた設定でOSとアプリの更新を確認します。更新が提供されなくなっている場合は、それ自体が判断材料になります。
ここから先は専門家に任せてください
上を試しても変わらないときは、次のどれかが考えられます。いずれもご自身で分解しないでください。
-
バッテリーの消耗で性能が抑えられている
劣化が進むと、突然の電源断を避けるために動作を抑える仕組みが働くことがあります。この場合、バッテリーを交換すれば速さが戻ります。本体の買い替えは要りません。 ご自身での交換は行わないでください。発火・破裂のおそれがあります。
設定でバッテリーの劣化の度合いを確認し、メーカーまたは正規の修理窓口へ交換できるか問い合わせます。
-
ストレージ自体の劣化
書き込みを繰り返した記憶素子は劣化します。空きを増やしても戻らない場合に疑われます。交換には分解が必要で、費用も高くなりがちです。
空きを十分に確保し、再起動しても変わらないかを確かめてから相談してください。
-
部品の供給期間を過ぎていて直せない
Appleは、販売店への供給を停止した最終日から最低5年は修理サービスと部品提供を行うと公表しています。在庫次第では最長7年まで延びる場合があります。 起点は購入日ではありません。
窓口に型番を伝えて、交換できるかを確認します。
修理と買い替え、どちらを選ぶか
この症状が出ているだけでは、まだ決まりません。判断が変わるのは部品が手に入るかどうかと、使用年数です。修理費が同じでも、部品の供給が終わっていれば次の故障で同じ判断を繰り返すことになります。
このページで分からないこと
- あなたのスマートフォンの原因がどれか。症状から絞り込めるのはここまでで、特定には点検が必要です
- 修理費の目安。機種と故障箇所で大きく変わるため、金額は書きません
- メーカーごとの故障しやすさ。比較できる公表データがないため扱いません