エアコンの効きが弱くなったときに確認すること
結論:効きの低下は、フィルターの目詰まりや室外機まわりのように掃除で戻るものと、冷媒漏れや熱交換器の汚れのように点検が必要なものに分かれます。冷媒の補充や分解洗浄をご自身で行わないでください。事故につながります。
まず自分で確認できること
買い替えや修理を考える前に、ここで直ることがあります。上から順に見てください。
-
フィルターが目詰まりしている
風が通らなくなると、設定どおりに運転していても効きません。効きの低下でいちばん多い原因で、掃除で戻ることがよくあります。
確認のしかた前面パネルを開けてフィルターを外し、掃除機でほこりを取ります。水洗いする場合は、完全に乾かしてから戻してください。
-
室外機の周りがふさがれている
室外機は熱を捨てる装置です。前面に物が置かれていたり、植木や積雪でふさがれていると、熱が逃げず能力が落ちます。
確認のしかた室外機の吹き出し口の前に、取扱説明書で指定されたスペースがあるか確認します。
-
運転モードや設定が意図と違う
送風や除湿になっている、風量が自動のまま弱く運転している、設定温度が室温に近い、といった理由で「効かない」と感じることがあります。
確認のしかた冷房・設定温度を下げる・風量を強にして、10分ほど様子を見ます。
-
部屋の広さや条件に対して能力が足りていない
日当たりの強い部屋、天井が高い部屋、人の出入りが多い部屋では、同じ機種でも効きにくくなります。故障ではありません。
確認のしかたカーテンで日射を遮る、サーキュレーターで空気を回す、で変わるか見ます。
ここから先は専門家に任せてください
上を試しても変わらないときは、次のどれかが考えられます。いずれもご自身で分解しないでください。
-
熱交換器(内部)が汚れている
フィルターの奥にある部分が汚れると、風は通っても熱の交換ができません。 市販のスプレーでの洗浄や、分解しての清掃は行わないでください。 電装部に薬剤がかかると故障や発火の原因になります。
フィルターを掃除しても戻らず、においもともなう場合に疑われます。専門の清掃を依頼してください。
-
冷媒が漏れている
冷媒は本来減るものではないため、足りていないとすればどこかから漏れています。補充では解決しません。取り扱いには資格と専用の機器が必要です。
設定を下げても風はぬるいまま、という場合に疑われます。点検を依頼してください。
-
室外機のコンプレッサーや基板の不調
室外機が動いていない、すぐ止まる、といった場合は、動力側の不調が考えられます。主要な部品のため、修理費は高めになりがちです。
補修用性能部品の保有期間は、確認した4社とも10年です。型番でメーカーに確認してください。
修理と買い替え、どちらを選ぶか
この症状が出ているだけでは、まだ決まりません。判断が変わるのは部品が手に入るかどうかと、使用年数です。修理費が同じでも、部品の供給が終わっていれば次の故障で同じ判断を繰り返すことになります。
このページで分からないこと
- あなたのエアコンの原因がどれか。症状から絞り込めるのはここまでで、特定には点検が必要です
- 修理費の目安。機種と故障箇所で大きく変わるため、金額は書きません
- メーカーごとの故障しやすさ。比較できる公表データがないため扱いません