洗濯機 10年目

洗濯機を10年使ったときに確認すること

結論:10年は、買い替えた世帯の平均使用年数(10.1年)とほぼ同じ年です。ただし修理用の部品は6〜7年で確保が終わるため、10年目は「直せない前提で使っている」状態です。動いているなら使い続けて構いませんが、止まったら買い替えになる可能性が高い時期です。

10年目に効いてくる数字

洗濯機で10年目に効いてくるのは、平均より、部品の期間との差です。

買い替えた人が実際に使っていた年数 10.1 電気洗濯機の平均使用年数/内閣府 消費動向調査 令和8年3月調査/買替えをした世帯のみを分母として算出
買い替えた理由が「故障」だった割合 76.2% 電気洗濯機の買替え理由/同調査/当サイトが扱う5カテゴリのなかで最も高い

洗濯機は、買い替え理由に占める「故障」の割合が最も高いカテゴリです。部品の保有期間が短く、平均使用年数がそれより長いという構造を考えると、「直せないまま使い、壊れて買い替える」が実際に起きていることが分かります。

原文の抜粋は出典一覧に載せています。

この年数は、何の年数なのか

平均使用年数 ここでいう10年は、内閣府の消費動向調査が公表している平均使用年数です。調査した年に買い替えをした世帯だけを分母にして、買い替え前の製品を何年使っていたかを平均した値です。壊れるまでの年数ではありません。洗濯機の場合、この年数は補修用性能部品の保有期間(6〜7年)を大きく上回っています。

「寿命」と呼ばれるものには、意味の違う言葉が7つあります。どれを指しているかで答えが変わるため、当サイトでは必ず語を特定して書いています。7つの言葉の違いを見る

10年目でも、そのまま使ってよいとき

年数だけを理由に買い替える必要はありません。次に当てはまるなら、急ぐ理由は小さいです。

洗えている、脱水できている

症状が無いのに年数だけで替える理由はありません。平均を超えたこと自体は、買い替えの根拠になりません。

手入れで改善する不満がある

におい、糸くずの残り、脱水後の湿り。これらは槽の洗浄やフィルター清掃、洗剤量の見直しで改善することがあります。故障とは限りません。

水道代・電気代だけを理由にしない

新しい機種のほうが省エネな傾向はありますが、差額で本体価格を取り戻せるかは使用頻度によります。当サイトは機種別の数値を持たないため断定しません。

買わない期間を延ばす手当てはできる

給水・排水ホースやフィルターなど、消耗品として交換できる部分があります。本体の主要部品とは別に扱われることが多く、入手できる場合があります。

10年目に、気にしておきたいこと

当てはまっても、すぐ買い替えという意味ではありません。確認する順番の話です。

部品はまず確保されていない

保有期間は日立・東芝が6年、パナソニックとシャープが縦型7年・ドラム式6年です。数え始めは製造を打ち切った日なので、購入から10年ならほぼ確実に過ぎています。

水漏れは年数より設置と消耗品の問題

床への水漏れは、ホースの劣化や排水口の詰まりで起きることがあります。集合住宅では階下への被害につながるため、年数にかかわらず点検の価値があります。

止まった日に洗えないと困るか

家族の人数や在宅の状況によって、止まったときの困り方が変わります。困る度合いが大きいなら、壊れる前に候補を決めておく意味があります。

買い替えるなら搬入経路と防水パンを測る

ドラム式は大きく重いため、通らない・置けないことがあります。防水パンの内寸も確認しておくと、選び直しにならずに済みます。

次のどれかがあるときは、年数の話より先に電源を抜いてください
  • 焦げくさいにおいがする
  • 煙が出た、または火花が出た
  • 本体やコンセントが異常に熱い
  • 電源コードやプラグが傷んでいる・変色している
  • 触れるとビリビリする
  • 床が濡れるほどの水漏れがある
これらに当てはまる場合、当サイトは健康度を計算しません。使用を中止し、メーカーまたは販売店へご相談ください。

修理と買い替え、どちらが得か

金額の比だけでは決まりません。部品が手に入るかどうかで結論が変わります。同じ修理費でも、部品の供給が残っていれば修理が合理的になり、終わっていれば次の故障で同じ判断を繰り返すことになります。

「修理費が本体価格の50%を超えたら買い替え」について業界でよく使われる目安であって、法則でも公的な基準でもありません。当サイトのツールは、金額に加えて部品の供給状況を入れて比べます。

修理する? 買い替える? で比べる

このページの数字で分からないこと

平均使用年数は集計値であって、あなたの洗濯機があと何年もつかを示すものではありません。買い替え理由に占める故障の割合も、10年目の製品が壊れる確率ではありません。どちらも「買い替えた世帯」を集計した値です。
  • あなたの洗濯機が何年もつか。掲載しているのは集計値であって、個別の製品の予測ではありません
  • いつ壊れるか。故障の時期を予測・保証するものではありません
  • メーカーごとの故障しやすさ。比較できる公表データがないため扱いません

10年目のよくある質問

平均使用年数を超えた洗濯機は買い替えるべきですか?
その必要はありません。平均使用年数は、買い替えた世帯が買い替え前に何年使っていたかの平均であって、製品が壊れる年数ではありません。分母は買い替えた世帯だけなので、 10年より長く使っている世帯はこの数字に反映されていません。
10年たった洗濯機は修理できますか?
期待しないほうが安全です。補修用性能部品の保有期間は6〜7年で、数え始めは製造を打ち切った日です。購入から10年ならほぼ確実に過ぎています。ただしホースやフィルターなどの消耗品は別に入手できることがあります。まず型番でメーカーに確認してください。
洗濯機を買い替える人は、なぜ買い替えているのですか?
同じ調査で、電気洗濯機を買い替えた理由が「故障」だったのは76.2%です。当サイトが扱う5カテゴリのなかで最も高い割合です。部品の保有期間が短く、平均使用年数がそれを上回るという構造と整合しています。
水漏れが心配です。年数と関係ありますか?
本体の年数より、給水・排水ホースの劣化や排水口の詰まりが原因になることが多い症状です。ホースは消耗品として交換できます。すでに漏れている場合は、水道の元栓を閉めてから相談してください。
10年目の洗濯機を処分するにはどうすればよいですか?
洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象4品目です。粗大ごみには出せません。買い替える店に引き取りを依頼するか、家電リサイクル券を用意して指定引取場所へ持ち込みます。

年数だけでは決まりません。

あなたの洗濯機はどうか、確かめる

購入年といまの状態から、次にとるべき行動と、その理由の内訳を出します。購入年がわからなくても診断できます。

洗濯機を診断する

なぜ「10年」だけページがあるのか

年数ごとのページを機械的に量産すると、中身の薄いページが並びます。当サイトは次の条件を2つ以上満たす年数だけを個別のページにしています。10年が満たしたのは次の点です。

  • 公表された平均使用年数の該当年にあたる — 電気洗濯機の平均使用年数は10.1年(内閣府 消費動向調査 令和8年3月調査)。10年目はその値を含む年にあたります。
  • その年数に固有のFAQが3件以上ある — 「平均を超えたら替えるべきか」「10年たった洗濯機はもう直せないのか」「水漏れが心配だが年数と関係あるのか」など、部品の期間をはるかに過ぎたこの年に固有の質問が3件以上あります。

条件を満たさない年数は、ページを作らずカテゴリページの年数別の見方で扱っています。

出典と最終確認日

最終確認日
2026-08-19
出典
内閣府 経済社会総合研究所 景気統計部「消費動向調査」
出典の全件と原文抜粋
用語
このページで使った「平均使用年数」の定義は用語集にあります。
判定について
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